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ラグビーワールドカップ2019の星#4|立川理道

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ラグビーワールドカップ2019

どうもぐっさん(@goodsun_30)です。

全然進まないラグビーワールドカップ2019の星4回目です。

ワールドカップ開幕まで4か月を切っているので、できるだけ選手を紹介できるよう頑張ります。

 

で、今回紹介するのはクボタスピアーズに所属する立川理道選手です。

ラグビー一家に生まれた立川理道

立川理道

名前:立川理道(たてかわ はるみち)

出身:奈良県

経歴:天理中学→天理高校→天理大学→クボタスピアーズ

ポジション:SO/CTB(スタンドオフ/センター)

生年月日:1989年12月2日

身長/体重:181cm/95kg

ラグビー一家の4兄弟の末っ子として誕生した立川選手は、4歳の時に地元のラグビースクールでラグビーを始め、天理中、天理高校に進学。

上の兄3人は皆ラグビー経験者で、次兄の誠道さんは現在レフリーとして活躍中、1歳違いの三兄・直道さんとは、高校、大学、トップリーグと同じチームでプレイしていました。(直道さんは2019年シーズンからは清水建設でプレイ)

 

天理高校では3年間すべて花園に出場し、3年生の時にはキャプテンを務め、ベスト8に進出。

U20日本代表にも選ばれ、現日本代表主将のリーチ・マイケルや大学でチームメートになる、アイセア・ハベアらとプレイします。

この時、立川選手がSO、ハベア選手がCTBだったんですが、このコンビがすごくハマっていて、「この二人で将来の日本のバックスを支えてほしい」と思って見ていました。

理由はわかりませんが、ハベア選手が大学を卒業後に表舞台からいなくなったのは個人的に残念です。

 

ちょっと話が逸れましたが、立川選手の続きです。

天理高校を卒業後は天理大学に進学し、4年次には主将を務め、大学選手権決勝に進出。

立川選手を中心に、王者・帝京大学を追い詰めますが、12-15で惜敗して大学生活を終えます。

 

その後は兄・直道さんが所属するクボタスピアーズに加入し、それとほぼ同時に日本代表にも選出されました。

日本代表でも年々存在感が増し、2015年に行われたラグビーワルドカップイングランド大会では主力として活躍。

南アフリカを破った大金星にも大きく貢献しました。

2015W杯・南アフリカ戦ではMVP級の活躍

2015年に行われたイングランド大会で当時世界ランキング3位の強豪南アフリカを破った試合はテレビでも何度も流れているので、ラグビーファンじゃなくても知っている方は多いと思います。

この試合でMVP級の活躍をしたのが立川選手です。

この動画はイングランド大会のスーパートライをまとめたものなんですが、その5位に入っているのが五郎丸選手のトライです。(0:03~)

ラインアウトから立川選手が受けてスタンドオフの小野選手にパスして、ほぼ相手に触れられることなく綺麗な形トライできています。

 

このトライには伏線があって、このプレーの前まで立川選手はボールを受けると必ず相手にぶつかっていました。

何度もぶち当たって、ゲインしてきちんとボールを出して、というのを繰り返していたので、南アフリカの選手はこのトライシーンでも当たってくると思ったはずです。

動画を見ると、立川選手にボールが渡った瞬間、南アフリカの選手が3~4人くらい引き付けられて、足が止まっているのがわかります。

立川選手の地道な働きがあったからこそ、この綺麗なトライは生まれたんです。

 

フィジカルでバチバチに勝負してくる南アフリカ代表を相手に何度も当たって、しっかりボールを出すのは簡単なことではありません。

それを黙々と続けた立川選手は間違いなくMVP級の活躍をしていました。

フィジカルと高いスキルが武器

動画のトライに繋がったのは立川選手の献身的なプレーがあったからですが、それを支えていたのは立川選手の強さとスキルです。

パスなどのスキルは小中高で仕込まれたもの。

フィジカル面に関しては大学、社会人と年を重ねるにつれて大きくなっていきました。

 

ラグビーのセンスはもちろんあるんですが、その上に地道な努力で身に付けたフィジカルとスキルが立川選手の大きな武器になっていると思います。

日本大会に生き残れるか瀬戸際の状況

イングランド大会では日本代表の中心選手として活躍した立川選手ですが、今のところ、日本大会でのメンバー入りは厳しい状況です。

現在のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ体制になった2016年には堀江選手とともに日本代表の共同キャプテンを任されていたんですが、2018年の6月以降日本代表の試合から遠ざかっていて、2018年12月に発表されたスコッド(代表候補)からも漏れています。

代表候補から漏れたのは怪我が重なっていたというのもありますが、一番はジェイミーの求めるCTBとしてのデイフェンス力、フィジカルに達していないというものだったみたいです。

立川選手はイングランド大会が終わったあと、トップリーグ、サンウルブスと試合に出続けていたので勤続疲労が溜まって、それが怪我やコンディション低下に繋がったんじゃないかとも僕は思っています。

 

いったんは代表候補から漏れ、代表入りが絶望的になった立川選手ですが、その後、練習生という立場からアピールを続け、3月に発表された日本代表候補では復帰を果たしています。

しかし、復帰したとはいってもCTBにはラファエレ選手、トゥポウ選手、中村選手、梶村選手などのライバルが揃っているため、まだ本大会に残れるかは微妙な状態です。

 

まだアピールチャンスは残されているので、代表入りへのサバイバルを勝ちぬいてほしいところです。

さいごに

というわけで、立川理道選手の紹介でした。

立川選手は派手さはあまりないですが、ミスが少なく精神面でもチームを支えられる選手です。

日本代表に必要な選手だと思うので、なんとかもうひと踏ん張りして代表入りして、本大会活躍している姿を見せてほしいです。

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