どうもぐっさん(@goodsun_30)です。
タイトルがめちゃくちゃ長くなってしまいました。
先日、福岡市が行っている実証実験フルサポート事業のページを何の気なしに見ていたら気になるプロジェクトを発見しました。
その名も「遠隔コーチングによるランニング指導の効率化およびパフォーマンス向上とケガ予防」。
基本一人で走っている僕にぴったりの内容で非常に気になるけど、なんぞこれ?となったのでどんなものなのか調べてみました。
ちなみに、福岡市実証実験フルサポート事業というのは先端技術を使って社会問題を解決したり生活の質を上げる事業を福岡市が募って、支援しますよっていうプロジェクトです。
福岡市がキャッシュレス(LINEPayなど)を推し進めているのもこの事業の一環です。
株式会社ワイアードゲートについて
まず、今回気になったプロジェクトの事業者となっている株式会社ワイアードゲートのことについて調べてみました。
会社概要
社名:株式会社ワイアードゲート
設立:2014年
所在地:岡山県加賀郡吉備中央町湯山1280-128
代表取締役社長:鈴木肇
事業内容:
海外のスタートアップの代理店事業のほか、国際技術移転プラットフォーム、スマートインソールのデータ解析プラットフォーム、海外ベンチャー事業のローカライズを並行して進めている。
2018年からは岡山県の吉備高原都市へ移転し、国際オープンイノベーションセンター、先進的な教育施設、スポーツアカデミーなど を内包したイノベーション拠点創設プロジェクトをローンチ。
代表取締役社長の鈴木肇さんの経歴を見ると12歳~24歳までベルギー在住、 元プロテニスプレーヤーだったとのこと。
スマートインソールのほか、テニス関係の事業もやっているようで、今回福岡市が募集したスポーツテックにはぴったりな会社だったようです。
参考:WIREDGATE Inc. | Innovation with ideas and technologies
WIREDGATE Inc. - 岡山大学 工学部
「遠隔コーチングによるランニング指導の効率化およびパフォーマンス向上とケガ予防」の内容
一番気になる今回のプロジェクト内容のことなんですが、福岡市の資料に
誰でも・どこでも、質が高く、ケガをしにくいトレーニングを受けることができるよう、AIスマートインソールを使い、競技者の走行データを可視化し、遠隔地にいるコーチ・専門家がアドバイスを行う、遠隔 コーチングシステムを開発し、有用性を検証する。
とありました。
スマートインソールから得られる情報をもとにデータを分析してコーチがそばにいなくても指導を受けられるというものみたいです。
スマートインソール「ARION」
ワイアードゲートは海外のスマートインソールの代理店業務をいくつか行っているみたいですが、このプロジェクトに使われるのはオランダ生まれのスマートインソール「ARION」。
圧力センサを内蔵した超薄型のインソールでシューズのインソールの下に入れて使います。
インソール+かかと付近にあるフットポッド(加速度センサ、ジャイロ、GPSなどを内蔵)でデータをとって、それを分析してスマホで確認したり、コーチングを受けたりできるようです。
こちらがpv動画。
リアルタイムでコーチングを受けられるみたいですね。
ARIONを使うことでわかるのはランニング用のGPSウォッチの上位モデルでわかること+αって感じです。
ただ、足につけているので接地時間やケイデンス、ストライドなんかはより正確な数値が出るような気がします。
足の接地位置(フットストライク)やバランス、安定性が測れるのはインソールだからこそできることだと思います。
ちなみに、このスマートインソール、発売を予定していてお値段は6万5000円とのこと。
なかなかのお値段なのでちょっと手は出ないですが、今回の実証実験でモニターの募集あるなら喜んで協力したいところです。
いまのところモニター募集はされてませんが、ちょくちょく市のサイトをチェックしとこうと思います。
ARION - Transform your running technique
福岡市 実証実験フルサポート事業
↑このページの中ほどにモニター募集の項目があります
スマートインソール以外にも気になるプロジェクト
シャツ型ウェアラブル心拍センサを用いた複数人一括モニタリングとリスク管理システム
自分自身の状態把握を行いながら、適切な負荷とケガのリスクを最小限にし、パフォーマンスを最大にするため、シャツ型ウェアラブル心拍/モーション計測デバイスを用いることにより、複数人一括の心拍値と活動量モニタリングを実現し、安全かつ最適なパフォーマンス管理を検証する。
心拍や発汗量を数値化・モニタリングして客観的に身体の状態を見られるという感じでしょうか。
見た目がどんな感じか気になります。
シェア型電動キックボードによる域内移動効率化、ラストワンマイル問題の解決
シェア型電動キックボードを特定エリアに配備し、域内移動の活性化・効率を図るとともに、ラストワンマイルを支える新たな交通インフラを目指し、車体や路面のマッチング・利用ニーズ・料金体系などについて、検証を行う。
福岡市では「福岡スマートシェアサイクル実証実験事業」でメルチャリなんかがありますが、こちらは電動キックボード。
電動キックボードが街中を走っている光景を早く見てみたいし乗ってみたい。
さいごに
というわけで、スマートインソールなどが気になるというお話でした。
いろんなところでいろんなプロジェクトが動いているのでアンテナは張っておかないとなと感じました。
とりあえずスマートインソールのモニター募集があったら真っ先に飛びつきたいと思います。