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【テレビ】TBS『バース・デイ』高校スポーツ界最強 東福岡高校ラグビー部に密着

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遅ればせながら録画していたTBSの『バース・デイ』(12/9放送分)を観ました。

取り上げられていたのは12/27開幕の全国高校ラグビー大会で連覇を狙う東福岡高校ラグビー部。全国屈指の強豪校の練習法に迫っていました。

『奇跡のレッスン』のエディー・ジョーンズに共通する部分もあって興味深かったです。

東福岡高校ラグビー部の練習

ラグビーの練習といえば3〜4時間続くのが当たり前ですが、東福岡の場合、短い時は1時間で終わることもあるそうです。練習内容も時間で細かく管理され、たとえミスをしても時間がくればやり直すことなく、そこで終了することもあります。

 

藤田雄一郎監督曰く、「試合にやり直しはない」「やり直すのは自分が気持ちいいだけ」「ラグビーは時間をどう使うかも1つの戦術」とのこと。

常勝軍団への道のり

今の練習法が確立するまでには監督としてさまざまな苦労をしてきたようです。

藤田監督が監督に就任したのは2012年。それまでは谷崎重幸前監督のもとでコーチをしていました。

谷崎監督といえば、東福岡を強豪校にのし上げた高校ラグビー界きっての名将です。2009年~2011年には全国高校ラグビー大会3連覇の偉業も達成しています。

この3連覇直後に後継者として指名されたのが藤田監督です。しかし、就任1年目の全国高校ラグビー大会では準々決勝敗退、就任2年目の全国選抜大会では予選リーグで敗退してしまいます。

こうして迎えた就任3年目、藤田監督はこれまで当たり前に課してきた猛練習は意味があるのかということに気づきます。それまでは100mモールの練習やスクラム、ラインアウトだけで2時間やることもあったそうです。しかし、選手が練習でだらけているのは自分の責任だと感じ、ダラダラさせないためどうすればいいのかと考えた結果、時間で区切る今のスタイルにたどり着きました。また、時間で区切ると同時に“練習のための練習をしない”という意識改革も行っていきました。

 

練習方法の変更や意識改革を行った結果、就任3年目(2014年度)は全国高校選抜、全国7人制、全国高校ラグビーすべてで優勝し3冠を達成します。

そして前回の全国ラグビー大会でも優勝し、今回連覇を狙っています。

基本は選手任せ

藤田監督は時間管理のほかにも選手たちに任せるという指導法をとっています。

夏の菅平合宿でのテーマは“ディフェンス力の強化”。しかし、その成果を試すべく行った大阪の強豪校・常翔学園との練習試合では6トライも取られてしまいます。

普通の監督なら激怒するところですが、藤田監督はどうすればうまくいくか、まず選手たちで話し合って報告してくれ、と告げます。

監督には「一番悔しいの選手自身、追い討ちをかけるようなことはしない」「そうでなければ、怒られない為にミスをしてしまう」との信念があるため、選手を頭ごなしに怒ることはないそうです。

 

その夜、選手たちは合宿所で集まり、ビデオを見て話し合い「タックル後のポジショニング」に問題があったと結論付けます。

福岡に帰った後はこの課題を解決すべく、タックルして立って、またタックルをする、というような練習を繰り返しました。

 

そして迎えた全国高校ラグビー福岡県予選決勝。東福岡は古豪・小倉高校相手に94-0で圧勝。取り組んできたディフェンス強化が実を結び無失点で試合を終えました。

『バース・デイ』東福岡高校ラグビー部編の感想

藤田雄一郎監督の指導法は理想的だと思います。

“練習のための練習はしない”というのは前日本代表HCエディージョーンズに通じることもあります。

 

ただ、これができるのは東福岡高校ラグビー部だからという部分もあると思います。

東福岡ラグビー部の中には高校から始めたという初心者もいるようですが、ほとんどは中学生のころから福岡選抜や九州選抜に選ばれていた選手たちです。つまり、高校に入る時点で基礎ができているということです。このアドバンテージがあるからこそ成り立つ指導法です。

なので、強くなるために猛練習が必要な場合もあるはずです。

要はどこを目指してどう練習するのか、そしてその目標を選手たちときちんと共有できているのかが大事なんではないかと思います。

にしても、練習環境、指導者ともによくて、いい選手が育たないわけがないという感じがしました。

東福岡は今年、展開力を増すためにスピードを重視したチーム作りを進めてきたそうです。これも去年のチームの課題を克服するため。JSPORTSの『花園ナビ』でも走るメニューが映っていました。

 

卒業後にはパナソニックワイルドナイツに加入する福井翔太主将を筆頭に、多くの高校日本代表候補を擁する東福岡高校ラグビー部。第97回全国高校ラグビー大会ではどんなプレーが見せてくれるのか楽しみです。

さいごに

今年はネットでのライブ配信が始まったので、ネット環境があれば誰でも試合を観ることができます。

また、スカパーならJSPORTSを視聴でき、高校ラグビーだけでなく大学生や社会人のプレーも見られるのでスカパーでのラグビー観戦もおすすめです。